文部科学大臣杯
  第38回全日本大学男子ソフトボール選手権大会結果


★男子第1日目(8月29日)
 A1
日本体育大学  :1000011:3 ○山尾竜則−小野洋平
神戸学院大学  :0000000:0 ●四方鉄也−鈴井 隆
 試合時間:2時間2分 【本塁打】坂井貴之(日) 【二塁打】小野洋平・勝呂昌宏(日)
 戦評:1回の表、日本体育大学は四方の立ち上がりを攻め、4番小野の二塁打で先制し、6回表坂井の本塁打で1点、7回には3連打でさらに1点を追加して勝利した。神戸学院は山尾の変化球にバットが合わずに7回1死まで安打がなく、ノーヒットノーランを逃れるのがやっとであった。(記録員 岸 政市)

 B1
松山大学    :0210040:7 ○森山敦朗−枡鏡紘武
岐阜聖徳学園大学:0000102:3 ●藤本 充−小野寺瞬
 試合時間:1時間52分 【三塁打】関谷真一郎(松) 【二塁打】清水 淳・森山敦朗・枡鏡紘武(松)、島倉健吾A(岐)
 戦評:2回表松山大学は一死から五番関谷の三塁打でチャンスをつかみ、六番森山、八番枡鏡の四球で満塁にし、九番清水の二塁打で2点を先制した。さらに、3回に1点を追加した後、6回にも長短打に四死球と犠飛をからめて大量4点をあげて試合を決めた。一方、岐阜聖徳学園大学は、3回と5回に無死から走者を出すものの、松山大学の森山投手に最少得点にを押さえられた。ようやく7回に三番島倉の二塁打で2点をあげて追い上げるのが精一杯であった。(記録員 友岡宗俊)

 F1
九州産業大学  :0000000:0 ●大石豊明−高橋聡太
早稲田大学   :600120X:9 ○石橋光雄−佐川和也
 試合時間:1時間48分 【本塁打】中島幸紀A(早) 【二塁打】中島幸紀(早)
 戦評:早稲田大学は、初回連続四球等で先取点をあげ、さらに八番中島の満塁ホームラン等で一挙6点をあげた。投げては石橋投手が14三振を奪い、安打も散発5本に抑えて完封した。九州産業大学は7回に二死二・三塁としたがタイムリーが奪えず完敗となった。(記録員 堀 義光)

 G1
熊本学園大学  :0000021:3 ●鶴田龍馬・別府慶太郎・鶴田龍馬−北岡純一
国士舘大学   :404000X:8 ○昭井賢吾・釼持有介・村上明法−萩原塁樹・石井和敏
 試合時間:2時間8分 【本塁打】田端孝夫(熊)、宮里洋一A(国) 【三塁打】川口裕介(国) 【二塁打】平良 求
 戦評:1回裏国士舘大学は宮里の先頭打者本塁打で1点を先取し、一死後三番四番の連打と2四死球で1点、さらに一死満塁で代わった別府投手から敵失と四球で2点を追加した。4回裏にも宮里の2点本塁打と平良・川口の長打等で4点を入れ試合を決めた。一方の熊本学園大学は、5回まで照井投手の両コーナーへのストレートとチェンジアップに抑えられていたが、6回から交代した釼持投手から4四死球と安打・ワイルドピッチ等で2点を返し、7回にも田端の本塁打で1点を返したが及ばなかった。(記録員 関 長治)

 A2
日本大学    :0000000:0 ●河内 剛−吉野公一郎
第一経済大学  :011002X:4 ○山本慎也−中平 斉
 試合時間:1時間59分 【二塁打】松下洋二(第)
 戦評:先攻の日本大学の攻撃は、第一経済大学の山本投手に毎回の15三振を奪われるなど完全に抑え込まれ得点できなかった。一方、後攻の第一経済大学は日本大学河内投手の立ち上がりの2回に2四球と野選で得た満塁のチャンスに犠打で1点を先取し、つづく3回裏には敵失出塁の走者を安打で還して1点を追加、6回裏には長打を含む3安打で2点を追加しダメを押して勝利した。(記録員 大島将典)

 B2
福岡大学    :2000000:2 ●川口 努・牛嶋孝士郎−太田順也
城西大学    :100040X:5 ○加藤潤一・植松洋介−土田良裕
 試合時間:2時間30分 【本塁打】鈴木達朗(福) 【三塁打】小川達朗・太田順也(福) 【二塁打】植松洋介(城)
 戦評:初回、福岡大学は三番鈴木の2点本塁打で先行したが、その裏城西大学も2安打で1点を返した。その後、福岡大学は長打や四死球で再三得点圏に走者を出すものの決定打がなく、5回の攻防が明暗を分けることになった。城西大学は5回裏、安打と2四球で一死満塁のチャンスに幸運な敵失で逆転し、さらに2安打で決定的な2点を加えて逃げ切り勝利した。福岡大学川口投手の5回の乱調が何とも悔やまれる試合であった。(記録員 岩田和公)

 F2
杏林大学    :00000:0   ●柳 真司−舩木大地
京都産業大学  :6004X:10   ○林 文彦・植木崇将−江川健太
 試合時間:1時間22分 【本塁打】山井 拓(京)【三塁打】中町雅仁(京)
 戦評:京都産業大学の先発林投手は、カウントを一杯に使って杏林大学から11三振を奪う好投を演じ、つけいるスキを与えなかった。攻撃ではやや球威の劣る柳投手から本塁打・三塁打を含む14安打10点を奪い、5回コールド勝ちを収めた。(記録員 窪井洋司)

 G2
中央大学    :0100010:2 ●金丸真也−坂東雄志
広島経済大学  :100011X:3 ○香川直巳−滑 俊之
 試合時間:1時間30分 【本塁打】藤内真吾(広) 【三塁打】高橋 武(中)、渡辺健一(広) 【二塁打】原 広樹
 戦評:1点を争う好ゲームであった。1回裏広島経済大学は一番打者渡辺の左中間を破る三塁打と内野手の失策で1点を先取した。一方、中央大学も直後の二回表2四球と犠打で二・三塁とした後、八番中川の三塁ベースに当たる安打で同点とした。3回以降は両投手の好投で緊迫した試合展開も、5回裏広島経済大学の七番内藤が高めの速球を左翼に本塁打でリードすると、6回表のピンチを内野手の攻守で逆転を許さず、その裏、原の二塁打と三盗の後、滑の中前打で決勝点をあげ熱戦に終止符を打った。(記録員 西元百人)

 A3
岡山大学    :0000000:0 ●矢頭 晃−八塚祐輔
中京大学    :202010X:5 ○仲佐秀則−田中真人
 試合時間:1時間23分 【二塁打】谷口慶武(岡)
 戦評:両チームの力の差が大きく、一方的な試合展開であった。初回から岡山大学の失策が続き、中京大学は2点を先制。3回にも送球ミス、暴投等で2点、5回には安打による走者が捕逸で1点を得た。中京大学の仲佐投手の好投、野手の確実な守備により、岡山大学は2人出塁しただけで得点をあげることができず、完敗した。(記録員 徳方俊江)

 B3
福井大学    :000000:0  ●高橋 達−堀 剛三
京都大学    :422011X:10  ○藤本義樹・大野 晋−大野 晋・宇野勝浩
 試合時間:1時間54分 【三塁打】坂本光隆・大野 晋(京) 【二塁打】尾崎公亮
 戦評:京都大学は1回表、一番坂本の右翼手の頭を越える三塁打のチャンスに福井大学投手の暴投で1点を先制し、続く3連続四球で塁を埋め、八番門脇の中前打で3点をあげてほぼ試合を決めた。一方、福井大学は四死球でチャンスは作るものの、あと1本が出ず無得点に終わった。2回以降も小刻みに加点した京都大学は、6回裏一番坂本の中前打で10点目をあげ、コールド勝ちを収めた。(記録員 藤井輝昭)

 F3
九州東海大学  :00010:1   ●穴見講生・平江慶彦−藤本 卓
東海大学    :3054X:12   ○大黒貴将−塚越 徹
 試合時間:1時間30分
 戦評:東海大学は初回2本の安打で二死二・三塁のチャンスを作り、五番塚越六番田辺の連続三塁打で先制し、さらに3回にも2本の安打と四球、犠打で1点、さらに荒岡の二塁打などで一挙5点をあげた。さらには4回にも3本の長短打で4点を追加して試合を決定づけた。一方、九州東海大学は、大黒投手の好投により、4回二死一・二塁から八番藤本の安打で1点を返すのが精一杯であった。(記録員 田村正信)

 G3
龍谷大学    :1010411:8 ○長池和也−門田空士
信州大学    :1000100:2 ●松本矩尚−竹川弘和
 試合時間:2時間15分 【本塁打】門田空士 【三塁打】長池和也
 戦評:龍谷大学は1回表、四球で出塁した走者を門田の中前適時打で還し、先制した。その裏、信州大学も中前安打で出塁後、左前安打と敵失の間に同点に追いついた。その後、両投手とも立ち直りを見せたが、5回裏、龍谷大学は疲れの見えてきた信州大学の松本投手を攻め、安打と四球を絡め3安打等で一挙4点を追加した。信州大学はその裏1点を返したが、結局、龍谷大学の長池投手を捉えることができず、8−2で龍谷大学が勝利した。(記録員 大草隆浩)

 A4
大阪経済法科大学:01000002:12 ○三好裕二・岩井祐一・三好裕二−舟山 元
仙台大学    :6310000:10 三浦伸太郎・●土屋 光−天久元気
 試合時間:2時間19分 【本塁打】中島洋次(大)、真壁輝旭(仙) 【三塁打】屋我慎二・安井伸二(大)、松田智誠(仙) 【二塁打】池添徹也(大)、真壁輝旭(仙)
 戦評:仙台大学は1回裏、三好投手の乱調や相手守備の乱れに乗じ、真壁の3点本塁打などで一挙6点を奪った。しかし、大阪経済法科大学も直後の2回表に屋我・安井の連続三塁打や敵失などで打者15人の猛攻で10点を奪い逆転するも、2・3回に計4点を失い、同点とされた。その後は両チームの救援投手が踏ん張り一転緊張した試合展開になった。大阪経済法科大学は、5回から三好投手が再出場し、これに応えるように7回表中島の2点本塁打で試合を決めた。(記録員 岸 政市)

 B4
高崎経済大学  :008310:12  ○高橋元太−降矢亮太
山口大学工学部 :021000:3  ●小川智久−宇都秀一
            (日没コールド)
 試合時間:1時間30分 【本塁打】降矢亮太・橋本雄一・清水祐一・三島大輔(高) 【三塁打】清水祐一・加藤孝政 【二塁打】本井文和・三島大輔・高橋雄一(高)
 戦評:2点を先制された高崎経済大学は3回、長打3本を含む5連打と、仕上げは降矢の2点本塁打と橋本の連続本塁打で一挙に8点を奪い大勢を決した。4・5回も三塁打と清水・三島の本塁打で豪快に追加点をあげた。一方、山口大学工学部は、2回に岡田・宇都の連打や敵失で2点を先制したが、あっさり逆転され、4回以降はなす術なく敗れ、6回日没コールドゲームで試合は終了した。(記録員 友岡宗俊)

 F4
常葉学園大学  :3100100:5 ○吉田丈洋−山崎 良
四国学院大学  :0001000:1 ●糸瀬直樹・田中 翼−神山昇平
 試合時間:2時間5分 【本塁打】鈴木悠一郎 【三塁打】鈴木悠一郎
 戦評:常葉学園大学は初回、山崎の安打と二番吉永の四球と盗塁を絡めて一死二・三塁から四番鈴木の3点本塁打で先制した。さらに、常葉学園大学は2回、5回と効率的に追加点をあげた。投げては吉田投手の要所を締める粘り強い投球で勝利した。一方、四国学院大学は、4回四番田尾の安打と五番山下の四球でチャンスを作り、七番日本の中前安打で1点を返し、なお好機は続いたが適時打が奪えず、その後も得点できずに敗れた。(記録員 堀 義光)

 G4
立命館大学   :1000001:2 ●尾上秀文−市村 太
国際武道大学  :102000X:3 ○与那覇卓也−石峯玄規
 試合時間:2時間13分 【本塁打】畠 久人(国) 【二塁打】緒方宏信・石井憲介・長谷川修二(立)、畠 久人・岸本健作(国)
 戦評:国際武道大学の与那覇投手は毎回奪三振でその力投が光った。1回表立命館大学は先頭の春日が四球で出塁、続く緒方の左翼線二塁打で1点先取した。これに対し、国際武道大学の一番打者畠は初球を中越え本塁打を放ち同点とした。3回裏国際武道大学は一・二番の連続二塁打と四番打者与那覇の犠飛などで2点を取り、試合を有利に進めた。立命館大学は7回表長短2本の安打で1点を返すも反撃はここまでで、熱戦も国際武道大学に勝利の女神がほほえんだ。(記録員 出羽忠三郎)



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