文部科学大臣杯
  第38回全日本大学男子ソフトボール選手権大会結果


★男子第2日目(8月30日)
 G1
松山大学    :00000:0    ●森山敦朗・白石 誠−枡鏡紘武
日本体育大学  :6483X:21    ○森 勇紀・山城一平−小野洋平・井上大輔
 試合時間:1時間24分 【二塁打】津本大貴・坂井貴之・勝呂昌宏・井上大輔A・野須康宏(日)
 戦評:投攻守に勝る日本体育大学が、松山大学の2投手にヒット19本を集中して圧勝した。日本体育大学は1回松山大学先発森山の立ち上がりを攻め、5安打を集中、さらに2四球と敵失に盗塁を絡め6点をあげ、2回にも4安打で2点、3回には井上の2本の二塁打を中心に8安打を集中、大量8点を加え、試合を決した。一方、松山大学は森・山城の力投に三振9個を奪われ、出塁が1死球のみで三塁ベースも踏めずに完敗した。日本体育大学の常に次の塁を伺う姿勢は素晴らしいものがあった。(記録員 増野 実)

 G2
城西大学    :2015005:13  加藤潤一・○川島正嗣−土屋良祐・伊藤拓志
第一経済大学  :0010010:2  ●山本慎也−中平 斉
 試合時間:1時間31分 【三塁打】福田 裕・稲木香介・小田巻竜也(城)、渡辺文彦(第)
 戦評:城西大学が相手ミスに乗じて得点を奪い、第一経済大学を退けた。城西大学は初回から相手失策に乗じ先制点をあげると、中押しダメ押しと理想の試合運びで第一経済大学に圧勝した。第一経済大学は、相手先発加藤、二番手川島の前に要所で攻めきれず力を発揮することができなかった。なお、試合前から4回頃まで降り続く小雨のため、グラウンドコンディションの悪い中での試合であった。(記録員 永井健二)

 F1
中京大学    :4002000:6  ○仲佐秀則−田中真人
京都大学    :0000000:0  ●藤本義樹−大野 晋
 試合時間:1時間35分 【三塁打】萩原 学(中)
 戦評:中京大学は初回、京都大学の先発藤本投手の立ち上がりを攻め、敵失に四球を絡めて打者一巡の猛攻を加えて4点を先取した。4回にも決定的な2点を追加し、計6点を奪取した。一方の京都大学は、仲佐投手から6安打を放ったが、いずれも散発で無得点に抑えられ、結果的には大差のゲームとなった。(記録員 窪井洋司)

 F2
大阪経済法科大学:0000001:0  ●岩井祐一−舟山 元
高崎経済大学  :411000X:6  ○佐土原剛−降矢亮太
 試合時間:1時間35分 【三塁打】安井 建
 戦評:高崎経済大学は初回一死後、二番・三番の連続安打でチャンスを作り、さらに4本の連続安打を集中した4点を先取した。2回3回にも追加点をあげ、投げては土佐原投手が要所を締める丁寧なピッチングで勝利した。大阪経済法科大学は、11安打しながらチャンスに決定打が出ず、7回の1点に終わり敗退した。(記録員 堀 義光)

 A1
早稲田大学   :1100000:2  ○中島幸紀−佐川和也
国士舘大学   :0000100:1  ●照井賢吾−萩原塁樹
 試合時間:2時間19分 【三塁打】新井悠馬
 戦評:早稲田大学は初回佐川の中前安打で先制し、2回にも新井の右中間三塁打で2点目を上げた。中島投手も国士舘大学打線に7安打されたが、要所要所を抑えて追撃を阻止した。一方、国士舘大学は照井投手が3回以降本来の投球リズムを取り戻し、早稲田大学にその後の得点を許さなかった。国士舘大学は5回裏、4連打で1点をあげて追いすがったが、一歩及ばず惜敗した。(記録員 五郎丸孝憲)

 B1
広島経済大学  :0010020:3  ●香川直巳・高垣裕太−滑 俊之
京都産業大学  :302200X:7  ○林 文彦−江川健太
 試合時間:1時間52分 【本塁打】滑 俊之(広)、安井宏光(京) 【二塁打】杉山裕一・安井宏光・半田知義(京)
 戦評:1回裏、京都産業大学は先頭打者安井の本塁打で1点先取後、バントヒット・死球・敵失の一死満塁にまたもバントヒットと犠飛で計3点を先取した。3回、4回にも長短打と敵失で各2点を加えた。広島経済大学は3回、敵失と内野安打で1点を返し、6回にも滑の2点本塁打で計3点を返したが及ばなかった。京都産業大学の林投手は、両コーナーへのスピードボールとチェンジアップで広島経済打線を巧妙に抑え込んで勝利投手となった。(記録員 関 長治)

 A2
龍谷大学    :0000010:1  ●長池和也−門田空士
東海大学    :0001003X:4  ○大黒貴将−塚越 徹
 試合時間:1時間47分 【本塁打】忰田一明(東) 【三塁打】高橋徳行(龍)、忰田一明・石橋直樹(東)
 戦評:4回裏、東海大学の忰田がライト線を抜く打球を放ち、これが悪送球を誘って先制点となった。6回には同点に追いつかれるも、7回裏二死一・三塁からまたも忰田が今度はレフト線へ本塁打を放って劇的なサヨナラ勝ちを収めた。一方の龍谷大学は、チャンスにあと1本が出なくて涙を飲んだ。(記録員 岸 政市)

 B2
常葉学園大学  :0100300:4  山田直人・●吉田丈洋・古谷修平−山崎 良
国際武道大学  :200112X:6  冨田裕二・○山崎拓登−石峯玄規
 試合時間:1時間27分 【本塁打】畠 久人(城) 【三塁打】中辻悠介(城) 【二塁打】鈴木翔也・梅田貴晶(常)
 戦評:中盤まで両チーム相互に点を取り合い、4対4で迎えた6回裏に国際武道大学は九番知念の安打を足がかりに二番岸本の単打と三番中辻の三塁打で逆転し、勝利を収めて準々決勝に駒を進めた。一方、常葉学園大学は5回に一挙3点をあげtえ一時は試合を優位に進めるかに見えたが、逆転されて惜しくも3回戦突破はならなかった。(記録員 友岡宗俊)

 G3
城西大学    :010010:2   ●加藤潤一・植松洋介−土田良祐
日本体育大学  :030020:5   ○山尾竜則−小野洋平・井上大輔
 試合時間:1時間58分 【本塁打】稲木香介(城)、杉山浩之・坂井貴之(日) 【三塁打】松崎史章(日)
 戦評:日本体育大学が2本の効果的な本塁打で試合を決めた。1点を先取された2回裏、九番杉山の2点本塁打などで逆転し、城西大学稲木の本塁打で1点差に追い上げられた5回にも、四番坂井のこれまた2点本塁打で突き放した。7回表、城西大学は無死満塁の絶好のチャンスを迎えたが、ここで雨が急に激しくなり、6回雨天のため降雨コールドゲームで日本体育大学が勝利した。(記録員 片寄邦良)

 F3
中京大学    :31030010:8 ●仲佐秀則−田中真人
高崎経済大学  :11201031X:9 佐土原剛・○高橋元太−降矢亮太
 試合時間:2時間12分 【本塁打】田中紘一郎(中)、加藤孝政・佐土原剛・清水祐一(高) 【三塁打】清水雅仁・田中真人(中) 【二塁打】萩原 学(中)、清水祐一・高橋元太(高)
 戦評:両チームがともに二桁安打でしかも長打が乱れ飛ぶ打撃戦は、8対8でタイブレーカーに入った。8回裏、中京大学仲佐投手の指が雨で滑って暴投となり、あっけない幕切れで勝利の女神は高崎経済大学にほほえんだ。(記録員 田村正信)

 A3
京都産業大学  :00000:0    ●林 文彦−江川健太
早稲田大学   :2021X:5    ○石橋光男−佐川和也
 試合時間:1時間38分 【三塁打】山内悠平(早)
 戦評:先攻の京都産業大学は、早稲田大学石橋投手のコントロールされた投球にバットが合わず、1安打に抑えられ得点できなかった。後攻の早稲田大学は1回四球と2安打により2点を先取し、さらに3回に2四球の走者をおいて山内の三塁打で2点を追加、4回にも四球を足がかりに1点を加えた。その直後、降雨が激しくなり、試合は5回コールドゲームで早稲田大学の勝ちとなった。(記録員 大島将典)

 B3
国際武道大学  :31020:6    ●山崎拓登・与那覇卓也−石峯玄規
東海大学    :33200X:8    ○大黒貴将−塚越 徹
 試合時間:1時間45分 【本塁打】石峯玄規・平良礼任・畠 久人(国)、比良俊晴・忰田一明・猪服 要(東) 【三塁打】佐藤陽介(国) 【二塁打】中辻悠介(国)、猪服 要・桑子明久・比良俊晴(東)
 戦評:初回から両チームで本塁打6本を含む11本の長打が飛び交う超打撃戦を東海大学が制して勝利を得た。国際武道大学は、4回畠の本塁打で2点差まで迫り、反撃ムードが漂って時に雨が激しくなって、降雨コールドゲームでなってしまったのは悔やまれる。東海大学が前半の大量得点で辛くも逃げ切った試合であった。(記録員 岩田和公)



| TOP |  | 戻る |