文部科学大臣杯
第38回全日本大学女子ソフトボール選手権大会結果
★女子第3日目(8月31日)
E1(準決勝戦)
大阪国際大学 :0000000:0 ●村松 歩−中平裕子
東京女子体育大学:000010X:0 ○中村祐子−中辻和嘉子
試合時間:1時間37分 【二塁打】酒井かおり(東)
戦評:東京女子体育大学は村松投手に3回まで完全に抑えられていたが、4回二死満塁の好機は逃したものの、5回先頭の七番大内がしぶとく左前に落とし、犠打で二進した後、一番酒井の中越え二塁打でようやく先制した。守っては中村投手が被安打6・四球1と苦しみながらもバックの攻守に助けられ、1点を守りきって決勝へ進出した。一方、大阪国際大学は、毎回走者を出し、特に6回、二番中務がこの日二本目の安打で出塁したが捕手の牽制でアウトになり、続く三番藤田の左前安打も生かされず、絶好の好機を逃したのが悔やまれる。(記録員 米沢清二)
C1(準決勝戦)
日本体育大学 :0000000:0 五島麻美・●岡田伊代−小森由香
淑徳大学 :000010X:1 ○秋元理紗−関口直美
試合時間:1時間32分 【三塁打】塩谷知子(淑)
戦評:淑徳大学は前半再三得点圏に走者を進めるもののタイムリーが出なかったが、5回裏一死から塩谷の三塁打と続く関口の適時打でようやく待望の1点を先取した。一方、日本体育大学は、秋元投手の内角を突く直球と外角の変化球に抑えられ、連打が奪えなかった。特に、最終回に無死一塁で走者が牽制死したのが惜しまれる。この結果、淑徳大学は秋元投手の踏ん張りで初の決勝戦進出は果たした。(記録員 岩田和公)
D2(決勝戦)
東京女子体育大学:0000000:0 ●中村祐子−中辻和嘉子
淑徳大学 :0000001X:1 ○秋元理紗−関口直美
試合時間:1時間58分 【二塁打】藤川妙矢香A(東)、坂上久美(淑)
戦評:決勝戦は、東京女子体育大学の6連覇なるか、それとも淑徳大学がこれを阻止して悲願の初優勝なるか、注目の一戦は淑徳大学が大学日本一の座に輝いた。試合は東京女子体育大学の中村、淑徳大学の秋元両投手の力投の前に両チームとも走者を出すものの得点をあげることができず、6回まで緊迫した0行進が続いた。7回裏、淑徳大学は代打斎藤が四球で出塁すると確実に走者を進めた。これに対して、東京女子体育大学も次打者を敬遠気味に塁を埋める作戦に出た。しかし、ここで代打武田が二塁左に痛烈なライナーをはじき返すと、打球は横っ跳びした二塁手のグラブをはじいて左中間に転がり、二塁走者はこの間に生還、劇的なサヨナラ勝ちで淑徳大学が初の栄冠を手中にした。(記録員 大草隆浩)
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