第8回関東学生ソフトボール選手権大会

会 期:平成12年5月19〜21日
会 場:小田原市酒匂川スポーツ広場他
主 催:関東学生ソフトボール連盟・小田原ソフトボール協会
共 催:全日本大学ソフトボール連盟・関東ソフトボール協会
主 管:神奈川県ソフトボール協会

【試合結果】
<男子>

【総 評】
 大会初日は朝から小雨が降る肌寒い天候の中、酒匂川を挟んだ各会場で熱戦が繰り広げられた。インカレへの出場権をかけた大会だけに各チームとも意気込みの高い試合の連続であったが、序盤戦を見る限り力の差が看取できる試合が多かった。覇権の行方は、総合力に勝る「東海大学」が2年ぶりに奪取した。事実上の決勝と思われた「国際武道大学」との準決勝戦では、遠藤(国武)、加藤(東海)両投手による息詰まる投手戦となったが遠藤投手の唯一のコントロールミスがキャッチャーミットを嫌い、それが決勝点となった。
 今年の大会では、加盟20大学のうち参加したのは15大学にとどまり(明海大学が直前にキャンセル)、チャンピオンシップを目指すチームとそうでないチームとの分極化が窺えるものとなった。今後、連盟としてもモチベーションの低くなっているチームの再生をにらんだ対応策を考えなければならない時期に来ているのかもしれない。
 なお、第35回全日本大学選手権大会には、東海、国武の他、「城西大学」・「関東学園大学」が出場権を獲得した。


<女子>

【総 評】
 大会の結果は、過去三年間と変わらず「淑徳大学」・「東海大学」・「新島学園女子短期大学」がインカレ出場権を獲得した。そういった中で、特筆すべきは2回戦で常勝淑徳と対戦した「相模女子大学」であった。ここ数年の相模はチーム力では関東地区1・2を争う強豪であるが、毎年組み合わせに恵まれずに涙をのんでいる。今年も淑徳相手にチーム一丸となってあわやの場面をいくつも作ったが、その健闘は大いに讃えたい。
 淑徳大学は、相模戦での苦戦以外は危なげのない勝ち方であった。選手もよく鍛えられており、人見監督の好采配とあいまって当分のあいだ王座は揺るぎそうにない。東海大学は、毎年得点力の低さに悩んでいたが、今年は1年生の活躍で得点力が増したことが注目された。また、新島学園は短大ということでチーム力を維持するのが難しいにもかかわらず代表権を獲得したのは立派であった。



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