第12回関東学生ソフトボール選手権大会
兼 第39回全日本大学ソフトボール選手権大会関東(東京都を除く)地区予選会

1.主 催 関東学生ソフトボール連盟
2.共 催 全日本大学ソフトボール連盟・関東ソフトボール協会・北本市教育委員会
3.主 管 埼玉県ソフトボール協会・埼玉県ソフトボール協会県南支部
      北本市ソフトボール連盟・鴻巣市ソフトボール協会
4.後 援 鴻巣市・鴻巣市教育委員会・鴻巣市体育協会・北本市・北本市体育協会
5.協 賛 ナガセケンコー株式会社・内外ゴム株式会社
6.会 期 平成16年5月22日(土)・23日(日)・予備日24日(月)
7.会 場 男子会場 鴻巣市・糠田運動場
      女子会場 北本市・北本総合公園多目的広場



〈概 要〉
 女子では、今年度新規加盟の清和大学が風のように優勝をさらっていった。その余波を受けて昨年優勝のインカレ常連校・東海大学が姿を消すという波乱含みの大会となった。清和大学は1年生主体の若いチームであり、今後の成長も大いに期待できる要素にあふれている。今夏のインカレにおいても熱い風を吹かしてもらいたい。
 昨年度インカレチャンピオンの淑徳大学は、今年も強力なチーム力を発揮して決勝戦まで駒を進めたが、新しい力の前に受け身のゲームにしてしまい不覚を喫してしまった。とはいえ、関東学生の中では選手層も厚くもっとも安定感のあるチームである。インカレ連覇をめざしてさらに充実を図ってもらいたい。インカレには、このほかに昨年に続く城西大学と2年ぶりの新島学園女子短期大学が出場する。
 男子では、昨年のベスト4チームがそれぞれ危なげない戦いぶりで上位進出し、インカレへの出場権を獲得した。その中でも3年連続の優勝を果たした国際武道大学は、選手層にも厚みがあり、投攻守のバランスもずば抜けている。とりわけ投手陣が豊富なだけに、しばらく国際武道の時代が続くのではないかと思わせる。
 決勝戦では、エース高橋を中心に守り勝ってきた高崎経済大学にいきなりミスが出て3点の先制を許し、終始支配されるゲームにしてしまった。国際武道の畠と平良の1・2番コンビにはスピード感があり守りのリズムを作らせず、また富田投手は左腕からくり出すキレのあるスライダーを武器に高崎経済打線に粘りを出させず、完封した。
 ところで、今大会では1点を争う好ゲームも多く見られ、小雨交じりの肌寒い大会に熱気を提供した。力の接近したチームが増えてきたことが窺われ、秋のリーグ戦では一層の熱戦が期待できそうである。とくに初めてT部で戦うことになる埼玉大学は、投打の中心となる安藤選手のでき次第では台風の目となりそうである。
 今夏のインカレには国際武道大、高崎経済大、城西大、東海大が出場する。城西大には急成長した川島を加えた加藤、植松の投手陣に元気があり、東海大も猪股、忰田を中心とした強力打線は健在である。高崎経済大は打線の底上げで高橋、佐土原の投手陣を楽にさせたい。昨年のインカレでは揃ってベスト8入りし高崎経済大と東海大は3位入賞するなど、関東学生の実力を示すことができた。各チームには今年も上位進出を期待したい。なかでも、チャンピオンチームである国際武道大にはその期待を大きくしている。

(文責:高橋伸次)




| トップ |  | 戻る |