平成14年度第34回秋季関西学生ソフトボールリーグ戦(男子)


会期:平成14年9月29日、10月6・14・20・27日、11月3日
会場:万博公園スポーツ広場
主催:関西学生ソフトボール連盟男子事務局
後援:大阪府ソフトボール協会・ラジオ大阪
協賛:鰍lIZUNO、潟cヅキ


【1部対戦成績】
  ★大阪経済法科大学は5季連続6度目の優勝
  1位と2位は該当チーム間勝ち点規定による,3位と4位は得失点差規定により決定
  5位の立命館大学は2部との入れ替え戦へ,6位の関西大学は自動的に2部に降格

【1部総評】
 今年度の秋季リーグ戦は、投手力の差が結果に如実に現われた。その中でも際立っていたのが中村投手(大阪経済法科大学)と林投手(京都産業大学)だった。この2人の対決が事実上の優勝戦となり、接戦をものにした大阪経済法科大学が5期連続6回目の優勝を飾った。残念ながら敗れはしたものの、京都産業大学も今後に期待が持てる内容であった。
 また、秋季リーグ5位の龍谷大学はメンバー10人と少ないながらも3位に食い込み、京都大学は藤本投手が投打に大活躍し4位となった。一方、今夏の全日本大学選手権大会で準優勝した立命館大学は4年生の抜けた穴が大きく、また尾上投手の不調も響き5位となり、入れ替え戦にまわる結果となった。このリーグから1部に復帰した関西大学はすべての面において他チームから力の差を見せつけられ、全敗で再び2部に自動降格することとなった。

(事務次長 関西大学2年 佐藤紀夫)

【2部対戦成績】
 2部優勝決定戦
  同志社大学(A1位)0-10神戸学院大学(B1位)
  神戸学院大学は1部昇格,同志社大学は1部との入れ替え戦へ

 2部9・10位決定戦
  大阪体育大学(A5位)13-1京都学園大学(B5位)
  京都学園大学は自動的に3部に降格,大阪体育大学は3部との入れ替え戦へ

【2部総評】
 2部Bブロックは戦前の予想通り、神戸学院大学が圧倒的な強さ(特に投手力:4試合で2失点・3完封)を見せつけ優勝を果たした。一方、Aブロックでは混戦の様相を呈したが、結局、大阪府立大学を直接対決で下していた同志社大学が優勝した。大阪府立大学は優勝こそ逃したものの勢いのある試合を展開していた。入れ替え戦を含めた最終結果は、2部優勝の神戸学院大学が1部昇格、2部最下位の京都学園大学が3部自動降格であった。ここ数年、2部リーグでは前のリーグで1部から降格してきたチームが優勝し、1部復帰するというケースが多いように思われる。今季の神戸学院大学もそうであった。依然として1部と2部の力の差は大きいのだろうか。しかし、同志社大学のように入れ替え戦で1部5位チーム(立命館大学)をあと一歩まで追いつめる場面も見られた。2部からは1部を、3部からは2部を脅かす力を持ったチームが多く出て活発に入れ替え戦が行われれば、より面白いリーグ戦、さらには関西リーグ全体のレベルアップにつながるであろう。

(記録次長 神戸大学2年 中上泰貴)

【3部対戦成績】
 3部優勝決定戦
  奈良教育大学(A1位)1-7佛教大学(B1位)
  佛教大学は2部昇格,奈良教育大学は2部との入れ替え戦へ

 入 れ 替 え 戦
  1部-2部  立命館大学  4-2 同志社大学、  立命館大学は1部残留
  2部-3部  大阪体育大学 8-7 奈良教育大学、 大阪体育大学は2部残留

【3部総評】
 3部は、奈良教育大学、仏教大学がそれぞれ全勝でブロックを制した。優勝を決めるブロック決勝では、仏教大学がコールドゲームこそ逃したものの、力の差を見せつけて、2部復帰を果たした。1、2年生中心の若いチームゆえに来春の2部での活躍が大いに期待される。また、破れたものの奈良教育大学は、このリーグで元気なところが目を引いた。投手を中心に一層レベルアップを図ってほしい。

(理事長 兵庫教育大学 森田啓之)




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