平成14年度第34回春季関西学生ソフトボールリーグ戦(男子)及びインカレ予選結果


主 催: 関西学生ソフトボール連盟男子事務局
後 援: 大阪ソフトボール協会,ラジオ大阪
協 賛: (株)MIZUNO,(株)ツヅキ
期 日: 平成14年3月31日,4月7,28,29日,5月3, 4, 5日
会 場: 万博公園スポーツ広場



      2位と3位は該当チーム間勝ち点規定による、5位と6位は得失点差規定による
      5位の神戸学院大学は2部との入れ替え戦へ,6位の関西大学は自動的に2部に降格
      ★この結果、大阪経済法科大学、立命館大学、京都産業大学が全日本インカレ出場権を獲得







       2位、3位、4位は得失点差規定による



2部優勝決定戦   京都学園大学(A1位)1−8大阪体育大学(B1位)
          関西大学は1部昇格、京都学園大学は1部との入れ替え戦へ
2部9・10位決定戦 兵庫教育大学(A5位)12−10仏教大学(B5位)
          佛教大学は自動的に3部に降格,兵庫教育大学は3部との入れ替え戦へ



       2位、3位、4位は得失点差規定による





3部優勝決定戦   大阪府立大学(A1位)7−0大阪工業大学(B1位)
          大阪府立大学は2部昇格、大阪工業大学は2部との入れ替え戦へ


入 れ 替 え 戦  
1部−2部 龍谷大学  10−1京都学園大学、龍谷大学は1部残留
2部−3部 兵庫教育大学12−7大阪工業大学、兵庫教育大学は2部残留


※西日本大会出場権獲得大学(14)
 大阪経済法科大学、立命館大学 (地元)、京都産業大学、京都大学、龍谷大学、神戸学院大学
 関西大学、京都学園大学、同志社大学、大阪市立大学、大阪体育大学、四天王寺国際仏教大学
 神戸大学、大阪大学


【インカレ予選】(5月5日)
★ 大阪市立大学      8−6 四天王寺国仏大学 1部4位・京都大学 6−0 大阪市立大学

★ 1部5位・龍谷大学   7−0 同志社大学    2部2位・大阪大学 7−6 大阪府立大学
       龍谷大学   10−0 大阪大学

★ 1部6位・神戸学院大学 3−0 大阪体育大学   2部1位・関西大学 13−0 佛教大学
       神戸学院大学 6−0 関西大学

※インカレ出場大学(地元枠を含んで6)
 大阪経済法科大学、立命館大学 (地元)、京都産業大学、京都大学、龍谷大学、神戸学院大学

講 評  
【1部総評】
 リーグ初日の午後、急な雨により2試合が中止という予想外の展開でリーグが開幕した。このことが後のリーグ戦に大きく関わってくることを誰が予想したであろうか。
 今大会の本命はやはりリーグ3連覇中の大阪経済法科大学であった。初戦は雨天で流れたものの、中村投手を中心に2試合では京都産業大学にコールド勝利でスタートし、そのままの勢いで最終日を待たずに4勝、4季連続5回目の優勝を確定させた。まさに大経法の力の差を見せつけられたリーグであった。
 2位に食い込んだのは立命館大学であった。秋に比べて著しい成長を見せた尾上投手に加え、打者陣もこのリーグではかなりの勢いを感じた。しかし、大経法戦で尾上投手は力投したものの惜敗し、それでリズムを崩したのか、続けての京都大学戦でまさかの負けを喫し、3勝2敗に終わった。秋季リーグ4位であった京都産業大学は、開幕直前の安井・林の両投手の怪我によって空いた穴をどう埋めるかがリーグを戦う上での大きなポイントだった。しかし、西田投手や和田主将を中心によくまとまり、2敗はしたものの今リーグでは順位を一つ上げて3位となった。
 このリーグでダークホース的存在となったのが秋季リーグ2部1位で、久しぶりに1部復帰を果たした京都大学である。初日が雨で流れた後に、黒星スタートであったが、続く立命(今季2位)戦で勝利し、チームのムードは絶頂に達した。その勢いで龍谷大にも勝利し、2勝をあげて4位となった。また、このリーグで大きく順位を落としたのが龍谷大学である。リーグ最終日まで3敗1分けと秋の勢いはほとんど感じられなかった。最終日はリーグ初日に流れた試合が行われ、相手は既に優勝を決めている大経法大だったが、中村投手ではなかったためか、この試合で龍谷大はコールド勝ちをおさめ、辛くも5位となった。この龍谷大の勝利により同率に並ばれた神戸学院大学は、直接対決は引き分けであったものの得失点差により涙をのみ、まさかの2部降格となった。

(事務次長 関西大学 井澤一也)

【2部総評】
 2部Aブロックでは、今季3部から昇格してきた京都学園大学がブロック優勝を果たした。一方、Bブロックでは、今季1部から降格してきた関西大学が、投打ともに実力を発揮し、ブロック優勝を果たした。この2チームによる一部昇格を賭けたブロック決勝は、関西大学が8−1で圧勝し、1部への復帰を果たした。この後、行われた1部・2部入れ替え戦は、1部の実力を十分に有する龍谷大学が、京都学園大学に10−1で圧勝して1部残留となった。
 また、Aブロックでは兵庫教育大学が1勝3敗でまさかの最下位となり、Bブロックで最下位だった仏教大学と2部残留をかけて戦った。結果は、接戦の末、兵庫教育大学が12−10で勝利し、敗れた仏教大学は3部に自動降格となった。
 1部・2部入れ替え戦を見ていて感じたことは、まだまだ1部と2部の差は大きいということである。何と言っても投手の力が全く違う。しかし、今回1部に復帰が決まった関西大学は、2部の中でも投打ともに実力が抜きんでていたので、次季リーグでは1部リーグの台風の目となって、大いに活躍してほしいものである。

(記録次長 神戸大学 永井雄二)

【3部総評】
 3部リーグは力の競り合ったチームが集まり、接戦が予想された。Aブロックでは、打線のつながりと堅実な守備でチームの総合力の高さをみせた大阪府立大学が優勝を果たした。1位決定戦では大阪府立大学がブロック優勝の勢いそのままに打線がつながり、Bブロック優勝の大阪工業大学を破り、3部優勝を決めた。大阪府立大学には2部での活躍を期待したい。一方、入れ替え戦では、兵庫教育大学が2部の意地を見せ、大阪工業大学の2部昇格を阻止した。全体としては、上位チームの力は均衡してどこでも優勝が狙えるので次の秋季リーグ戦では混戦が予想される。しかし、関西学生ソフトボール連盟に加盟して時期が浅いチームが大差で負けていることが多いので、試合での経験を活かして力をつけていってほしい。今回一歩及ばなかったチームも、3部リーグの底上げこそが上の部に刺激を与え、関西リーグのレベルアップにもつながっていくと思うので、頑張っていってほしい。

(大阪工業大学 主務 高岡弘明)




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