1.主 催 東海地区大学ソフトボール連盟 2.主 管 愛知県ソフトボール協会・同西三河支部・ 豊田市ソフトボール協会・桜花学園大学・岐阜聖徳学園大学 3.開 催 日 5月3日(金)・4日(土)・5日(日)・6日(月) 4.会 場 愛知県豊田市千石公園ソフトボール場 5.一部リーグ戦試合結果 5月3日 東海女子大学 5−1 中京女子大学 東海学園大学 13−1 常葉学園大学 中京大学 3−0 桜花学園大学 東海女子大学 4−3 常葉学園大学 5月4日 東海学園大学 3−2 中京大学 桜花学園大学 11−1 中京女子大学 中京大学 4−1 常葉学園大学 東海女子大学 13−0 桜花学園大学 (東海女子大学の小長井美希投手は、ノーヒットノーランを達成) 5月5日 東海学園大学 6−1 中京女子大学 桜花学園大学 8−0 常葉学園大学 中京大学 6−3 中京女子大学 東海女子大学 4−1 東海学園大学 5月6日 中京女子大学 6−1 常葉学園大学 東海学園大学 4−1 桜花学園大学 中京大学 1−0 東海女子大学 ●最終成績 優勝 東海女子大学(4勝1敗) 3季連続11回目 大学選手権推薦出場 2位 中京大学 (4勝1敗) 大学選手権出場権獲得 3位 東海学園大学(4勝1敗) 大学選手権出場権獲得 (優勝〜3位は当該チーム間の失点差による) 4位 桜花学園大学(2勝3敗) 大学選手権出場権獲得 5位 中京女子大学(1勝4敗) 6位 常葉学園大学( 5敗) 2部へ自動降格 6.二部リーグ戦試合結果 5月3日 静岡大学 14−5 愛知教育大学 岐阜聖徳学園大学 18−17 名城大学 中京学院大学 7−0 日本福祉大学 静岡大学 15−0 名城大学 5月4日 中京学院大学 14−0 岐阜聖徳学園大学 日本福祉大学 7−1 静岡大学 中京学院大学 10−0 名城大学 日本福祉大学 12−0 愛知教育大学 5月5日 愛知教育大学 12−11 岐阜聖徳学園大学 名城大学 7−3 日本福祉大学 中京学院大学 19−0 愛知教育大学 静岡大学 8−3 岐阜聖徳学園大学 5月6日 中京学院大学 5−0 静岡学園大学 日本福祉大学 16−4 岐阜聖徳学園大学 愛知教育大学 16−11 名城大学 ●最終成績 1位 中京学院大学 (5勝 ) 1部へ自動昇格 2位 日本福祉大学 (3勝2敗) ※対戦成績による 3位 静岡大学 (3勝2敗) 4位 愛知教育大学 (2勝3敗) 5位 岐阜聖徳学園大学(1勝4敗) ※対戦成績による 6位 名城大学 (1勝4敗) ●大学選手権第4代表決定戦 中京学院大学 6−0 中京女子大学 中京学院大学は大学選手権出場権獲得 ●表彰選手一覧 最優秀選手 小長井美希(東海女子大 4年) 《ベストナイン》 敢闘選手 東 瑠璃(中京大 1年) 投 手 小長井美希【C】(東海女子大 4年) 優秀選手 小出 知美(中京学院大 1年) 捕 手 小川 浩世【A】(東海女子大 4年) 1部首位打者 奥村 理代(中京大 1年) 一塁手 蔦 ゆみ子【B】(中京大 4年) 2部首位打者 吉田真由美(日本福祉大 2年) 二塁手 小島 愛弓【初】(中京大 1年) 三塁手 堀 けいこ【初】(東海女子大 1年) 遊撃手 川瀬加奈子【初】(東海女子大 4年) 外野手 西埜 真紀【A】(東海女子大 4年) 外野手 奥村 理代【B】(中京大 2年) 外野手 土橋 佳代【初】(東海学園大 2年) 指名打者 宮本 直美【初】(東海学園大 2年) ●講評 今回のリーグ戦は、その帰趨がどのようになるかというばかりでなく、今年度のルールの大幅 な変更がそれにどのように影響するかという点に大きな関心があったと言っても過言ではないで あろう。防御率や打率はじめとして、盗塁阻止率などを含めて詳細な検討を待たなければ、その 結論を得ることはできないが、印象としてはやはり打撃戦が増えたように思われる。1部リーグ 戦を例に取れば、昨年の春秋ともに15試合中9試合あった完封試合は、今季は4試合しかなかっ た。また、ソフトボールらしい息詰まる投手戦と言える試合はわずか2試合しかなかった。昨年 に比べて特に投手力が落ちたとは思われないので、ルール改訂の影響は非常に大きいように考え られる。 さて、リーグ戦は、昨年インカレ準優勝の東海女子大学と同ベスト8の東海学園大学、それの 古豪中京大学を加えた3チームの競り合いが予想されたが、その通りの展開になった。特に、最 終試合を落とせば初の3位に転落する中京大学は、タイブレーカーで東海女子大に唯一土を付け てその意地を見せた。また、第2戦で中京大学を敗り、初優勝を狙った東海学園大学は、東海女 子大学には思わぬ守備の乱れから大敗を喫して若さを露呈してしまった。結果は、この3大学が 4勝1敗で並び、失点差による争いになり、リーグ戦の戦い方を熟知する東海女子大学の貫禄勝 ちで終了した。しかし、この3チームによる三つ巴の優勝争いは当分続くように思われた。これ に、昨年から急速に力を付けて初のインカレ出場権を獲得した桜花学園大学と伝統の中京女子大 学、さらに2部から昇格する中京学院大学が上記3チームを脅かすようになると、東海地区の競 技力は格段に向上すると思われる。そのためには、今回残念ながら2部降格となってしまった明 るさの常葉学園大学と2部3位に甘んじた静岡大学の静岡勢が、平成17年にインカレ開催が予定 されている県のメンツにかけて、1部チームを固定してしまわないようにいっそうの奮起が望ま れる。 2部リーグ戦は、昨年から参加した中京学院大学が、バッテリーとスタッフを強化して無失点 での優勝を堂々と決めた。全敗チームがないことに端的に示されるように、他の5チームの力は 紙一重であり、最後まで目の離せない試合が続いた。しかし、僅差のゲームも大量点が目立ち、 大味な感じは否めない。2部でもルール改訂による影響が大きいように思われる。打力の向上に 対抗するには、投手力の向上はもとより、打球を処理する守備力の向上が不可欠である。捕って 投げるというソフトボールの基本に立ち返った練習の徹底が望まれる。 ところで、今年からインカレ出場枠が1増えて4(東海女子大学は推薦出場で今年は5)にな ったが、出場権を獲得した大学には、8月までの時間を十分に使ってそれに恥じない試合をして もらいたい。そして、東海地区14チームの思いを抱き、インカレの成績が昨年以上であることを 期待したい。 最後に、閉会式が始まるまでにリーグ戦記録の集計がすべて終了したのは今季が始めてである ことを記し、主管校と各チーム記録員のご協力に対して御礼申し上げます。 (中京女子大学 水谷 博) |