東海テレビ杯
平成14年度秋季
第40回東海地区大学(女子)ソフトボールリーグ戦



1.主 催:東海地区大学ソフトボール連盟
2.主 管:愛知県ソフトボール協会・同西三河支部・高浜市ソフトボール協会・
      東海女子大学・愛知教育大学
3.後 援:高浜市・高浜市教育委員会・高浜市体育協会・東海テレビ放送
4.協 賛:内外ゴム(株)・ミズノ(株)
5.開催日:10月5日(土)・6日(日)・12日(土)・13日(日)
6.会 場:愛知県高浜市碧海グラウンド
7.1部リーグ戦対戦成績
チーム 東 女 中 京 東 学 桜 花 中 女 中 学 失点 順位
東海女子  
0−7

1−2

5−0

12−0

1−0
3位
中  京
7−0
 
3−1

11−0

6−0

3−1
優勝
東海学園
2−1

1−3
 
9−1

12−1

3−3
2位
桜花学園
0−5

0−11

1−9
 
2−5

2−1
31 6位
中京女子
0−12

0−6

0−12

5−2
 
0−3
35 5位
中京学院
0−1

1−3

3−3

1−2

3−0
  4位

※5〜6位は、リーグ戦規程により、直接の対戦での勝者が上位

8.2部リーグ戦対戦成績
A group 常 葉 静 岡 聖 徳 名古屋 失点 順位
常葉学園  
7−0

13−0

7−2
1位
静  岡
0−7
 
12−0

3−6
13 3位
岐阜聖徳
0−13

0−12
 
2−10
35 4位
名古屋
2−7

6−3

10−2
  12 2位

1・2位決定戦

 常葉学園 6−1 愛知教育


3・4位決定戦

 名  城 9−1 名古屋
B group 日 福 愛 教 名 城 南 山 失点 順位
日本福祉  
5−6

3−9

棄権
15 3位
愛知教育
6−5
 
5−2

棄権
1位
名  城
9−3

2−5
 
棄権
2位
南  山
棄権

棄権

棄権
  4位

5・6位決定戦

 日本福祉 8−2 静  岡


7・8位決定戦

 岐阜聖徳 棄権 南  山

9.1部2部入れ替え戦
 桜花学園大学(1部6位)3−5常葉学園大学(2部1位)

※常葉学園大学は1部昇格、桜花学園大学は2部降格

10.個人表彰
 最優秀選手賞 :近 藤 真 代(中京大   3年)
 敢闘選手賞  :宮 崎 久美子(東海学園大 1年)
 優秀選手賞  :戸 塚 実 穂(常葉学園大 4年)
 一部首位打者賞:佐 藤 和 香(中 京 大 3年) 打率7割2分7厘
 二部首位打者賞:小 澤 安 美(常葉学園大 3年) 打率6割
 ベストナイン :投  手 東   瑠 璃【初】(中 京 大 1年)
         捕  手 山 下 理 恵【初】(東海女子大 3年)
         一 塁 手 西 村  梓 【初】(中 京 大 2年)
         二 塁 手 高 山 奈 弥【初】(東海学園大 2年)
         三 塁 手 近 藤 真 代【A】(中 京 大 3年)
         遊 撃 手 鈴 木 優 子【初】(中 京 大 2年)
         外 野 手 佐 藤 和 香【初】(中 京 大 3年)
         外 野 手 内 藤 奈 穂【初】(中 京 大 3年)
         外 野 手 衣 笠 久 美【初】(東海学園大 1年)
         指名打者 宮 崎 久美子【初】(東海学園大 1年)

11.講評
 一時的な通り雨はあったものの、4日間とも好天に恵まれ、滞りなく日程どおりにリーグ戦は無事終了した。これもひとえに高浜市及び同市ソフトボール連盟の全面的なご支援によるものであり、記して感謝いたします。
 1部リーグ戦は、インカレ準優勝の東海学園大学を中心に、昨年インカレ準優勝の東海女子大学、それに古豪中京大学の三強豪大学の三つ巴が予想されたが、予想どおりの展開になった。東海学園大学と中京大学は二日目に早々に対戦し、中京大学の投打がかみ合い、3対1で東海学園大学を破った。東海女子大学は初戦の中京学院大学戦に辛勝して波に乗るようにも思われたが、3日目の東海学園戦に1対2で惜敗し、最終日の中京大学戦にも大敗して5季連続優勝の夢は断たれた。また、今年インカレに初出場した中京学院大学は確実に2勝するとともに、東海学園大学にも引き分けて、3強の一角を崩す勢いを見せた。もう1校のインカレ初出場校である桜花学園大学は、新チームということで戦力が整わず、中京女子大学にも敗れて最下位に甘んじたことは残念であった。この結果、中京大学が4季ぶり24回目の優勝を飾ったが、その戦いぶりは堅実で、豊富な投手陣を中心によく守り、5試合でわずか2失点という守備が特に評価される。準優勝の東海学園大学は、インカレ準優勝の力を見せつけることはできなかったが、チーム全体の底上げを図った点は、来季の全国における戦い見据えたものと思われる。その成果を大いに期待したい。
 一方2部リーグ戦は、南山大学の棄権は残念であったが、このところ各チームとも確実に力を付けてきており、白熱した戦いが続けられた。中でも1部の常連校であった常葉学園大学が総合力で一歩抜きん出ていたようである。しかし、チーム存続の危機にあった国立2大学は、愛知教育大学がチームワークで、名古屋大学は好投手を擁して競技力を向上させている。また、新進の名城大学もはじめて2部上位に進出し、今後が楽しみである。
 秋季は入れ替え戦が行われるが、この結果は2部優勝の常葉学園大学が、その勢いに乗って1部最下位の桜花学園大学を破って、昇格を決めた。再来年は静岡県でのインカレ開催が計画されており、1部の台風の目になるような活躍を期待したい。また、来年も東海学園大学がインカレへの推薦出場を決めているので、合わせて5チームが東海地区からはインカレに出場できる。2部チームにも十分にチャンスがあるので、このオフシーズンに十分に基礎体力を高め、インカレ出場枠の再検討がされている折り、その枠に恥じぬ戦いができるよう、全チームに要請して講評に代える。

(中京女子大学 水谷 博)




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