東海テレビ杯
平成15年度春季
第52回東海地区大学(男子)ソフトボールリーグ戦



○主 催:東海地区大学ソフトボール連盟
○主 管:愛知県ソフトボール協会・同協会西三河支部・豊田市ソフトボール連盟・岐阜聖徳学園大学・名古屋大学
○後 援:豊田市・豊田市教育委員会・豊田市体育協会・東海テレビ放送(株)
○協 賛:ミズノ(株)・内外ゴム(株)
○開催日:5月3日(土)・4日(日)・5日(月)・10日(土)
○会 場:愛知県豊田市運動公園ソフトボール場

 豊田市運動公園に新設されたソフトボール場において、上記4日間の日程により参加15校による1部15試合・2部9試合、2部順位決定戦9試合、大学選手権第3代表決定戦1試合の合計34試合が展開された。真夏を思わせるような好天の中、大学選手権を目指した熱戦が繰り広げられた。結果は以下の通り。

【1部】
チーム 中  京 常葉学園 岐阜聖徳 愛知学院 中京学院 愛  知 順位
中  京  
8−4

14−12

5−2

12−2

6−8
1位
常葉学園
4−8
 
1−2

5−4

5−3

16−3
2位
岐阜聖徳
12−14

2−1
 
2−4

3−7

6−2
3位
愛知学院
2−5

4−5

4−2
 
6−7

11−5
4位
中京学院
2−12

3−5

7−3

7−6
 
5−7
5位
愛  知
8−6

3−16

2−6

5−11

7−5
  6位

※3−6位は当該チーム間で失点の少ない方が上位。
※1部最下位の愛知大学は2部へ自動降格。

 中京大学が2季ぶり37度目の優勝を飾った。
 混戦の続く東海地区リーグ戦であるが、全試合に登板し、点をとられながらも緩急を使った丁寧なピッチングを続けた仲佐秀則投手(4年:兵庫:滝川高出)、また主将であり、先頭バッターとしてチームの牽引者として活躍した樋口恭輔選手(4年:石川:星稜高出)を中心に総合力で勝ち抜いた。常葉学園大学は、同率で迎えた中京大学との事実上の優勝決定戦では先制をし、最高の形で試合をすすめたにもかかわらず、逆転を許して連覇を逃した。伝統である元気のよさも継続し、一方で課題であった投手陣にも厚みが増し、いよいよ大学選手権でも上位がうかがえるかという期待が十分もたれる。3位から最下位までは、全チーム2勝3敗で並ぶという、まれにみる混戦の中、岐阜聖徳学園大学が大会規定により3位に食い込んだ。大学生らしいはつらつとしたプレーは他の大学も見習うべき点が多い。練習量の多さからくる自信とソフトボールに対する情熱を大学選手権でも披露してほしい。
 4位以下は大学選手権出場を逃したものの実力は僅差。愛知学院大学はバッテリーを中心に3年生を主体とした安定したチーム力を保持しはじめた。中京学院大学は1・2年生のみのチームであり、まだ粗削りな面がでるところもあるが、東海地区の大学では、比較的少ない高校ソフト出身者をズラリと揃え、来季以降は上位を狙う。愛知大学は優勝した中京大学に唯一の黒星をつけたものの元気なく最下位。1・2部制になって以来初の2部降格。また、全国レベルで戦える力をつけてきてほしい。

【2部 グループ戦】
愛教 東学 名城 順位 静岡 南山 朝日 順位 名大 日福 みずほ 順位
愛教  
6−0

6−4
静岡  
11−8

26−1
名大  
12−7

12−0
東学
0−6
 
8−3
南山
8−11
 
28−2
日福
7−12
 
6−0
名城
4−6

3−8
  朝日
1−26

2−28
  みずほ
0−12

0−6
 

【2部 順位決定戦】
1-3位 静岡 名大 愛教 順位 4-6位 東学 日福 南山 順位 7-9位 名城 みずほ 朝日 順位
静岡  
5−3

8−8
東学  
1−2

12−1
名城  
10−0

20−0
名大
3−5
 
6−5
日福
2−1
 
4−10
みずほ
0−10
 
26−0
愛教
8−8

5−6
  南山
1−12

10−4
  朝日
0−20

0−26
 

※1−3位及び4−6位の順位決定は大会規定による。
※2部優勝の静岡大学は1部自動昇格。

 静岡大学が2部優勝を果たした。惜しくも大学選手権の出場権は逃したが、代表決定戦においても健闘した。来秋の1部での活躍を期待したい。
 2部については、かつてに比べて実力差は縮小されてはきたが、まだまだ実力差のあるチームが混在している。まずは練習試合などで他のチームを知ることがレベルアップの近道。どんどん練習試合を申し込んでほしい。また、東海地区の上位チームも申し込みがあったならば快く引き受けてほしい。

【競技会場でのマナーについて】
 ゴミ・タバコの不始末がまだまだ目立つ。リーグ戦前に指示があったにもかかわらず、徹底できていない。『選手達は主役である同時に脇役でもある。』『選手である前に学生であり、社会人である。』『マナー(ルール)を守れない者にスポーツをする資格はない。』次のリーグ戦では徹底をお願いしたい。

【ケガに対する処置について】
 競技がスピード化するに伴い、大きなケガが増加する傾向にあります。主催・主管は応急処置くらいしかできません。各自でスポーツ傷害保険に加入するなど対策を講じておくこと。

【全日本大学選手権大会第3代表決定戦】
   岐阜聖徳学園大学(1部3位) 9−2 静岡大学(2部1位)
   ※岐阜聖徳学園大学は、中京大・常葉学園大とともに大学選手権の出場権を獲得。

○表彰選手一覧
最優秀選手   樋口 恭輔 (中京大   4年) 《ベストナイン》
敢闘選手    鈴木 悠一郎(常葉学園大 3年) 投 手  仲佐 秀則 【A】(中京大   4年)
優秀選手    西村 晃一 (静岡大   4年) 捕 手  山崎  良 【A】(常葉学園大 3年)
1部首位打者  鈴木 悠一郎(常葉学園大 4年) 一塁手  鈴木 悠一郎【A】(常葉学園大 4年)
          (打率.500)        二塁手  田中 紘一郎【A】(中京大   3年)
2部首位打者  松井 孝則 (名城大   4年) 三塁手  伊藤 健一郎【A】(岐阜聖徳大 4年)
          (打率.800)        遊撃手  清水 雅仁 【初】(中京大   2年)
                        外野手  樋口 恭輔 【A】(中京大   4年)
                        外野手  町田 伸哉 【初】(常葉学園大 2年)
                        外野手  水口 祐介 【初】(岐阜聖徳大 3年)
                        指名打者 堀部 浩司 【初】(愛知学院大 3年)

(文責:東海地区大学ソフトボール連盟 理事 紅林和博)




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