会 期:平成15年10月4日・5日・11日・12日 会 場:愛知県高浜市碧海グラウンド |
1部リーグ戦対戦成績 |
チーム | 中 京 | 東 女 | 東 学 | 常 葉 | 中 学 | 桜 花 | 勝 | 分 | 敗 | 失点 | 順位 |
中 京 | ● 2−3 |
● 0−3 |
○ 4−2 |
○ 14−1 |
○ 4−1 |
3 | 0 | 2 | 10 | 2位 | |
東海女子 | ○ 3−2 |
○ 6−0 |
○ 5−1 |
○ 8−1 |
● 0−1 |
4 | 0 | 1 | 5 | 優勝 | |
東海学園 | ○ 3−0 |
● 0−6 |
● 3−5 |
○ 6−3 |
● 1−2 |
2 | 0 | 3 | 16 | 5位 | |
常葉学園 | ● 2−4 |
● 1−5 |
○ 5−3 |
○ 4−2 |
○ 5−3 |
3 | 0 | 2 | 17 | 3位 | |
中京学院 | ● 1−14 |
● 1−8 |
● 3−6 |
● 2−4 |
● 3−4 |
0 | 0 | 5 | 36 | 6位 | |
桜花学園 | ● 1−4 |
○ 1−0 |
○ 2−1 |
● 3−5 |
○ 4−3 |
3 | 0 | 2 | 13 | 4位 |
2部リーグ戦対戦成績 |
A group
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B group
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1部2部入れ替え戦 中京女子大学(2部1位)6−5中京学院大学(1部6位) 最優秀選手賞 :門 田 真 美(東海女子大 2年) 敢闘選手賞 :毛 利 彩 乃(中 京 大 2年) 優秀選手賞 :西 尾 幸 子(中京女子大 2年) 一部首位打者賞:児 島 沙 和(中京学院大 1年) 打率5割7分1厘 二部首位打者賞:座間味 瞳(中京女子大 2年) 打率8割8分9厘 ベストナイン :投 手 竹 澤 苑 美【初】(東海女子大 3年) 捕 手 中 川 恵【A】(東海女子大 2年) 一 塁 手 長 澤 陽 子【初】(東海女子大 3年) 二 塁 手 高 山 奈 弥【A】(東海学園大 2年) 三 塁 手 鈴 木 里 佳【初】(中 京 大 1年) 遊 撃 手 鈴 木 優 子【A】(中 京 大 2年) 外 野 手 門 田 真 美【A】(東海女子大 2年) 外 野 手 奥 村 理 代【D】(中 京 大 3年) 外 野 手 土 屋 優 海【初】(桜花学園大 3年) DP・DEFO 石 川 佳奈子【初】(常葉学園大 4年) 講評 1部リーグ戦の展開は、中京大・東海女子大・東海学園大の上位3校と常葉学園大・中京学院大・桜花学園大の下位3校に分かれるものと予想されたが、3日目桜花学園大が東海学園大をサヨナラ勝ちで破ってから、一転して波乱の展開となった。この日、桜花学園大は東海女子大にも勝利し、中京大が東海学園大に敗れて全勝チームは姿を消した。中京学院大の最下位を除いて、最終試合まで順位がまったく決定しないという混戦状態であった。結果的には、東海女子大が中京大を2点を逆転して3対2で、3季ぶり13回目の優勝を飾ったが、常葉大学は初の3位を確保し、上位を喰った桜花学園大が4位、東海学園大は5位に甘んじた。全15試合を通じて完封試合は2割の3試合しかなく、華々しい打撃戦が目立った。その中で、優勝した東海女子大は失点が唯一一桁の5点で、守りの堅さがこの結果をもたらしたものと思われる。投捕間の距離やセットポジションの長さに打者が習熟し、長打の応酬は見るものを引きつけるが、やはり息詰まる投手戦は競技ソフトボールの本質でもある。来年地元富士宮市で開催されるインカレを前にし、全国を征するためには、投手を中心にした守りの強化がいっそう重視されなければならないだろう。 一方2部リーグ戦は、このところ各チームとも確実に力を付けてきており、白熱した戦いが続けられた。中でもこれまで1部の伝統校であった中京女子大が総合力で一歩抜きん出ていたが、決して抜群の力を有していたわけではなく、半数の試合は苦戦であった。また、他のチームは昨季に対して順位の変動が激しいのが2部の特徴である。その日の投手の調子や守備の破綻の有無によって得失点は大いに変動する。打力は向上してきているのだから、1部と同様に守備力の強化が当面の課題であろう。それにひとつ加えれば、走者のひとつ先の塁を積極的にねらう走力の向上が求められる。 入れ替え戦の結果は2部優勝の中京女子大が、1部最下位の中京学院大を破って、昇格を決めた。試合は中京学院大が1部校の貫禄で4対0と6回まで優位に進めたが、7回に中京女子大は一挙4点を上げてタイブレーカーに持ち込み、ここで2点を先行してその裏の守備を1失点に抑えて逃げ切り、一季で1部へ復帰を果たした。 (理事長 水谷 博) |