東海テレビ杯
平成23年度秋季第58回東海地区大学(女子)
ソフトボールリーグ戦
会期:平成23年9月24・25・10月1・2日
会場:愛知県高浜市/碧海グラウンド他
一部リーグ戦対戦成績
チーム 東海学園 中  京 鈴鹿国際 東海学院 日本福祉 中京学院 順位
東海学園 ○2−1 ●0−2 ○7−0 ○6−1 ○9−0 優勝
中  京 ●1−2 ○7−4 ○4−2 ○8−0 ○5−2 2位
鈴鹿国際 ○2−0 ●4−7 ○7−3 ○7−4 ○7−0 3位
東海学院 ●0−7 ●2−7 ●3−7 ○5−0 ○5−1 4位
日本福祉 ●1−6 ●0−8 ●4−7 ●0−5 ○3−2 5位
中京学院 ●0−9 ●2−5 ●0−7 ●1−5 ●2−3 6位
※1〜3位は失点率による。



二部リーグ戦対戦成績
チーム 至 学 館 愛知教育 岐阜聖徳 名 古 屋 常葉学園 岐阜経済 静  岡 順位
至 学 館 ○1−0 ○7−0 ○7−0 ○13−2 1位
愛知教育 ●0−1 ○3−1 ○5−4 ●8−10 4位
岐阜聖徳 ●0−7 ●1−3 ●2−3 7位
名 古 屋 ●0−7 ●4−5 ○3−2 ○6−5 5位
常葉学園 ○10−8 ●2−4 ○11−1 3位
岐阜経済 ●2−13 ○4−2 ○10−0 2位
静  岡 ●5−6 ●1−11 ●0−10 6位
※斜線のある欄は予選リーグ戦で、斜線のない欄は順位決定戦である。


一部・二部入れ替え戦
 日本福祉大学(5位)3−2岐阜経済大学(2位)
  ※日本福祉大学一部残留、岐阜経済大学二部残留

 中京学院大学(6位)0−1至学館大学(1位)
  ※中京学院大学二部降格、至学館大学一部昇格

個人表彰
最優秀選手賞   :粕谷 朋世(東海学園大学)
一部首位打者賞  :下山 実咲(中京大学)
           記録 5割5分6厘
打点賞      :塚本 智名(中京大学)
           記録 7
本塁打賞     :該当者なし
盗塁賞      :該当者なし
一部最優秀防御率賞:河津かおり(東海学園大学)
           記録 0.61
優秀選手賞    :伊藤 里浦(至学館大学)
二部首位打者賞  :川瀬 綾子(岐阜経済大学)
           記録 8割3分3厘
二部最優秀防御率賞:伊藤 里浦(至学館大学)
           記録 0.60
ベストスコアラー賞:杉田 華奈(鈴鹿国際大学)
ベスト放送員賞  :岡 菜菜美(中京大学)

ベストナイン
 投 手:河津かおり(東海学園大学)
 捕 手:久保亜希美(東海学園大学)
 一塁手:河田 有加(鈴鹿国際大学)
 二塁手:相場 美穂(鈴鹿国際大学)
 三塁手:小泉 めい(東海学院大学)
 遊撃手:下山 実咲(中京大学)
 外野手:塚本 智名(中京大学)
 外野手:後藤 美紀(東海学院大学)
 外野手:平松由梨香(中京大学)
 DP・DEFO:粕谷 朋世(東海学園大学)
講評
 秋季第58回リーグ戦は天候に恵まれ、9月24・25日、10月1・2日の4日間に高浜市碧海グラウンドと流作グラウンドで実施され、無事終了した。大会実施にご尽力いただいた関係各位に感謝申し上げます。
 今リーグ戦では、8月のインカレで準優勝に輝いた鈴鹿国際大学、春季リーグ戦優勝の東海学園大学、伝統校中京大学の3チームのエースピッチャーが残っており、春季リーグと同様にこの3チームによる優勝争いが期待された。
 1日目では、鈴鹿国際大学は日本福祉大学に3点リードされて迎えた5回裏に一挙5点を入れ、逆転勝ちを収め貫禄を示した。しかし、エース・平木彩佳(2年)がピッチャーライナーを顔面に受け、負傷により以後の試合への出場が不可能となり、2日目の中京大学戦では強打を抑えることができず、4−7で1敗を喫した。2日目が終了した段階では、東海学園大学と中京大学が共に3戦全勝を守っていたが、3日目に鈴鹿国際大学の近田知実投手が東海学園打線を完封し、2−0で勝利を収め、東海学園大学と共に1敗で並んだ。一方、中京大学は第3日目には中京学院大学を下し、唯一4戦全勝で最終日を迎えた。
 最終日では、第2試合で鈴鹿国際大学が東海学院大学を延長8回で下して1敗を守り、優勝〜3位の順位の決定は最終戦に持ち越された。最終戦では4回裏に東海学園大学が1点を先制したものの7回表に中京大学がしぶとく追いついた。1−1のまま延長戦に入り、延長9回裏に東海学園大学が1点を入れサヨナラ勝ちを収めた。この結果、上位3チームが共に4勝1敗で並び、失点率により、優勝・東海学園大学(失点率0.80)、準優勝・中京大学(1.80)、第3位・鈴鹿国際大学と決定した。なお、4位は東海学院大学、5位日本福祉大学、6位・中京学院大学となった。
 二部では、共に全勝で最終日を迎えた至学館大学と岐阜経済大学の接戦が予想された試合は、至学館大学が13−2で圧勝し、優勝を決めた。
 ここ数年実力が拮抗し、一部と二部の入れ替えが激しく行われている入れ替え戦では、今年も熾烈な戦いが続いた。2試合とも最後の最後まで勝敗の行方がわからない熱戦となり、最終的には日本福祉大学(一部5位)が3−2で岐阜経済大学(二部2位)を下し一部残留を決め、もう1試合は至学館大学(二部1位)が中京学院大学(一部6位)を1−0で押し切り、一部復帰を決めた。
 今回のリーグ戦でも、結果的には東海学園大学、中京大学、鈴鹿国際大学の3強が順調に上位を占めた。しかし、この3チームは、試合によっては下位チームにかなりの苦戦を強いられ、現時点では全国に通用する十分なチーム力を有しているとは言い切れなかった。インカレでは鈴鹿国際大学が昨年の第3位、今年の準優勝とこの2年間とも素晴らしい成績を収めているが、東海地区のチームが来年のインカレでも好成績をあげるためには、各チームの投手力の底上げが必要であると思われる。
(東海学連理事長 矢澤久史)



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