東海テレビ杯
平成24年度春季第59回東海地区大学(女子)
ソフトボールリーグ戦大会
−兼、第47回全日本大学ソフトボール選手権大会一次予選−
−兼、第44回西日本大学ソフトボール選手権大会予選−

会期:平成24年4月29・30日、5月4・5日
会場:愛知県幸田町/とぼね運動場・深溝運動場
一部リーグ戦対戦成績
チーム 東海学園 中  京 鈴鹿国際 東海学園 日本福祉 至 学 館 勝分敗 失点率
東海学園 △2−2 ○9−3 ○6−0 ○10−1 ○8−0 410 1.36
中  京 △2−2 ○3−2 ○11−0 △0−0 ○12−1 320 0.92
鈴鹿国際 ●3−9 ●2−3 ○7−0 ○4−3 ○12−0 3.00
東海学院 ●0−6 ●0−11 ●0−7 ●2−3 ○6−3 8.08
日本福祉 ●1−10 △0−0 ●3−4 ○3−2 ●0−8 113 4.99
至 学 館 ●0−8 ●1−12 ●0−12 ●3−6 ○8−0 10.23
※5〜6位はリーグ戦規定の失点率による。


二部リーグ戦対戦成績
チーム 中京学院 愛知教育 名 古 屋 岐阜聖徳 岐阜経済 常葉学園 静  岡 勝敗 順位
中京学院 ○15−1 ○10−0 ○5−2 ●2−9 3-1
愛知教育 ●1−15 ○8−2 ○5−1 ●1−8 2-2
名 古 屋 ●0−10 ●2−8 ●2−6 0-3
岐阜聖徳 ●2−5 ●1−5 ○6−2 ●5−8 1-3
岐阜経済 ○9−2 ○8−1 ○12−0 4-0
常葉学園 ○8−1 ●1−8 ○19−0 2-1
静  岡 ○8−5 ●0−12 ●0−19 1-2
※斜線のある欄は予選リーグ戦で、斜線のない欄は順位決定戦である。


一部・二部入れ替え戦
 至学館大学(6位)2−3岐阜経済大学(1位)
  ※至学館大学二部降格、岐阜経済大一部昇格
 東海学院大学(5位)3−6中京学院大学(2位)
  ※東海学院大二部降格、岐阜経済大学一部昇格


個人表彰
最優秀選手賞    :吉田 沙織(東海学園大)
一部首位打者賞   :塚本 智名(中京大)   記録 0.687
一部打点賞     :古海 香穂(東海学園大) 記録 11
本塁打賞      :該当者なし
盗塁賞       :該当者なし
一部最優秀防御率賞 :長谷川朋子(中京大)   記録 0.84
二部優秀選手賞   :新美 天理(岐阜経済大)
二部首位打者賞   :新美 天理(岐阜経済大) 記録 1.000
二部最優秀防御率賞 :小崎 愛美(岐阜経済大) 記録 0.78
ベストスコアラー賞 :杉田 華奈(鈴鹿国際大)
ベスト放送員賞   :後藤菜緒子(東海学園大)
ベストナイン
 投 手:長谷川朋子(中京大学  3年)
 捕 手:久保亜希美(東海学園大学4年)
 一塁手:河田 有加(鈴鹿国際大学4年)
 二塁手:臼田 理穂(至学館大学 3年)
 三塁手:山本 紋子(中京大学  3年)
 遊撃手:小俣みずき(東海学院大学2年)
 外野手:塚本 智名(中京大学  2年)
 外野手:吉田 沙織(東海学園大学4年)
 外野手:長谷川千尋(鈴鹿国際大学3年)
  DPFP:平松 美妃(東海学園大学3年)
代表
 第9回東海地域大学ソフトボール選手権大会
 (第47回インカレ最終予選):

  東海学園大学・中京大学・鈴鹿国際大学・
  日本福祉大学・岐阜経済大学・中京学院大学・
  東海学院大学・至学館大学
 第43回西日本大学ソフトボール選手権大会:
  東海学園大学・中京大学・鈴鹿国際大学・
  日本福祉大学・岐阜経済大学・中京学院大学

講評
 春季59回リーグ戦は、雨天のため1日順延されたが、5月5日に無事4日間の日程を終了した。大会の運営にご尽力いただきました愛知県協会、同西三河支部の皆さんに感謝申し上げます。
 今リーグ戦は、3連覇を目指す東海学園大学、昨年のインカレ準優勝の鈴鹿国際大学、全国屈指の左投手である長谷川投手を擁する中京大学の3強の優勝争いと、この3強に他のチームがどのように食い込んでくるかが注目されていた。
 早くも大会2日目に日本福祉大学が中京大学に0−0のまま延長戦に持ち込み、そのまま引き分けた。日本福祉大学は3強を崩すことはできずに4位に終わったが、鈴鹿国際大学には1点差の惜敗であり、3強を十分脅かす戦いを展開した。
 優勝争いは、鈴鹿国際大学を延長で下し3勝1分の中京大学と、順調に全勝を守ってきた東海学園大学との最終戦に持ち込まれた。この最終戦では両者譲らず、2−2の引き分けとなり、東海学園大学が4勝1分で3季連続の優勝を飾った。東海学園大学はチーム打率が.333(6チーム中1位)、防御率は1.43(6チーム中2位)であり、投打にバランスが取れたチームであった。
 本リーグ戦では15試合で本塁打14本(東海学園大学、中京大学、鈴鹿国際大学がともに4本、東海学院大学と至学館大学が1本)飛び出した。また、チーム打率では東海学園大学と鈴鹿国際大学が共に3割を超え、今回のリーグ戦の特徴として各チームの打力が非常に向上していたことが挙げられる。試合でもバットの芯を捕らえた強い打球が外野に飛ぶことが多く、守備が良くても防ぐことができないようなヒットを打たれ、失点を重ねるという場面を多く目にした。
 4月の選考会で6月に韓国で行われる東アジアカップに東海地区から3名の選手が選出されていた。塚本智名中堅手(中京大)が首位打者に輝いたのを初め、塚本選手に加え、長谷川朋子投手(中京大)、長谷川千尋中堅手の3名ともベストナインに選出されたのは見事であった。
 二部では岐阜経済大学が圧倒的な強さで優勝を手にした。特に新美天理内野手は打率10割という完璧な成績で首位打者賞と優秀選手賞に輝いた。入れ替え戦では岐阜経済大学が一部6位の至学館大学を、二部準優勝の中京学院大学が一部5位の東海学院大学を倒し、共に一部昇格を果たした。一部二部制設立以降では中京大学と東海学院大学の2チームだけが1部を死守していたが、これで二部の経験がないのは中京大学のみとなった。今後も実力接近の中、優勝争いと共に一部二部の入れ替えも熾烈になっていくものと思う。
(東海学連理事長 矢澤 久史)



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