東海テレビ杯
平成13年度春季
第37回東海地区大学(女子)ソフトボールリーグ戦結果



1.主 催:東海地区大学ソフトボール連盟
2.主 管:愛知県ソフトボール協会・同西三河支部・幸田町ソフトボール協会・静岡大学
3.開催日:5月4・5・6日
4.会 場:愛知県幸田町とぼね運動場
5.一部リーグ戦対戦成績
チーム 中 京 東 海 中 女 桜 花 常 葉 静 岡 失点 順位
中  京  
0−4

3−0

3−0

4−0

10−0
2位
東海女子
4−0
 
2−2

6−2

13−0

15−0
優勝
中京女子
0−3

2−2
 
6−1

3−1

10−0
3位
桜花学園
0−3

2−6

1−6
 
1−3

10−0
18 5位
常葉学園
0−4

0−13

1−3

3−1
 
12−2
23 4位
静  岡
0−10

0−15

0−10

0−10

2−12
  57 6位

6.女子二部リーグ戦結果
チーム 聖 徳 愛 教 東 学 中 学 日 福 失点 順位
岐阜聖徳  
15−4

0−10

3−11

1−0
25 3位
愛知教育
4−15
 
0−21

0−8

2−6
50 5位
東海学園
10−0

21−0
 
11−0

14−0
優勝
中京学院
11−3

8−0

0−11
 
9−5
19 2位
日本福祉
0−1

6−2

0−14

5−9
  26 4位

7.大学選手権第3代表決定戦
 東海学園大学(二部1位)4−0中京女子大学(一部3位)
  東海学園大学は、東海女子大学・中京大学とともに大学選手権の出場権を獲得

8.個人表彰
 最優秀選手賞 :高野 智子 一塁手  (東海女子大学4年)
 敢闘選手賞  :黒野実奈子 右翼手  (中京大学  4年)
 優秀選手賞  :宮本 直美 投 手  (東海学園大学1年)
 一部首位打者賞:西埜 真紀 右翼手  (東海女子大学3年) 打率6割6分7厘
 二部首位打者賞:堀川美由紀 遊撃手  (日本福祉大学3年) 打率7割0分0厘
 ベストナイン :投  手  小長井美希(東海女子大学3年)
         捕  手  諸頭悠紀子(中京大学  3年)
         一塁手   高野 智子(東海女子大学4年)
         二塁手   大瀧百合香(東海女子大学4年)
         三塁手   大矢 留美(東海女子大学4年)
         遊撃手   高見美智菜(中京女子大学4年)
         外野手   西埜 真紀(東海女子大学3年)
         外野手   安田真富果(中京大学  4年)
         外野手   奥村 理代(中京大学  1年)
         指名打者  竹澤 苑美(東海女子大学1年)

9.総評
 21世紀最初のリーグ戦、新しい時代の到来とともに、リーグ戦にも連盟にも大きな地殻変動が起こりつつあります。まず、今季より東海テレビの後援をいただき、「東海テレビ杯東海地区大学ソフトボールリーグ戦」としての第1歩を刻みました。二つ目には、開催地幸田町並びにソフトボール協会の全面的なご協力により、インカレにも見劣りしない立派な競技場をご準備いただきました。5月2日の雨の中、黙々とフェンス設置にご尽力いただきました協会のみなさまにはこの場を借りて御礼申し上げます。さらに、新規加盟チームが5チームもあったことです。まだ出場できなかったチームもありますが、登録チーム数16は、東京の14を凌ぎ、近畿の18に迫る全国第2位の数です。さらには、これが最も重要ですが、新規加盟チームによって、ゲーム内容が非常に充実したことです。特に、二部の投手はこれまでと比べると格段に技術的な向上が認められました。また、二部の活性化のために、本リーグ戦の大きな特徴である二部校にもインカレ出場の道を設けている制度が初めて機能しました。二部1位の東海学園大学が、24年インカレ連続出場の伝統校中京女子大学を代表決定戦で敗り、出場権を獲得したのです。東海女子大学・中京大学とともに、インカレでの活躍が期待されます。そのためには、守備力の強化がいずれの大学にも急務でしょう。「一球入魂」は投球や打撃ばかりでなく、送球にも当てはまります。ノックでの「もう1本」は許されますが、試合でのミスは取り返しがつきません。1球の怖さを肝に銘じましょう。
 一部の優勝を決定する東海女子大学と中京大学の最終戦は、戦前の予想に反して、東海女子大学が4−0の大差で中京大学を敗りました。東海女子大学のチャンスにおける集中打は見事でした。初回にパスボールとワイルドピッチというミスで1点先制された中京大学が、これで堅くなってしまったのが大きな敗因でしょう。
 二部は何と言っても東海学園大学の独壇場でした。長澤監督・小野澤コーチに率いられた1年生のエリートチームは、全試合コールド・無失点で勝ち進み、インカレ代表権も獲得して、格の違いを見せつけました。その陰に隠れてしまいましたが、笠原監督の中京学院大学が9名での2位は、称賛に値します。また、首位打者を獲得した堀川選手を中心に、日本福祉大学の活躍も見事でした。古参の愛知教育大学が全敗したのは残念ですが、1年生の加入によって、奮起されることを期待します。

(中京女子大学 水谷 博)




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