東海テレビ杯
平成26年度秋季第64回東海地区大学(女子)
ソフトボールリーグ戦
会期:平成26年9月27・28日、10月4・11日
会場:愛知県高浜市/碧海グラウンド・流作グラウンド
一部リーグ戦対戦成績
チーム 中  京 東海学園 岐阜経済 鈴鹿国際 日本福祉 常  葉 順位
中  京 ●1−2 ○5−0 ○12−2 ○3−0 ○19−0 優勝
東海学園 ○2−1 ○4−3 ○3−2 ●0−2 ○8−1 3位
岐阜経済 ●0−5 ●3−4 ●0−10 ●0−7 ●1−3 6位
鈴鹿国際 ●2−12 ●2−3 ○10−0 ●1−4 ○6−0 4位
日本福祉 ●0−3 ○2−0 ○7−0 ○4−1 ○10−0 2位
常  葉 ●19−0 ●1−8 ○3−1 ●0−6 ●0−10 5位
※優勝〜3位は、リーグ戦規定の失点率による。



二部リーグ戦対戦成績
チーム 中京学院 至 学 館 岐阜聖徳 愛知教育 名 古 屋 静  岡 順位
中京学院 ○7−2 ○6−1 ○5−4 ○11−1 ○21−0 優勝
至 学 館 ●2−7 ○7−4 ○7−3 ○15−0 ○8−3 2位
岐阜聖徳 ●1−6 ●4−7 ○9−2 ○7−0 ○5−3 3位
愛知教育 ●4−5 ●3−7 ●2−9 ○11−7 ○8−1 4位
名 古 屋 ●1−11 ●0−15 ●0−7 ●7−11 ○11−4 5位
静  岡 ●0−21 ●3−8 ●3−5 ●1−8 ●4−11 6位



一・二部入れ替え戦
常葉大学(一部5位)   3−1 至学館大学(二部2位)  ※常葉大は一部残留、至学館大は二部残留
岐阜経済大学(一部6位) 4−5 中京学院大学(二部1位) ※中院大は一部昇格、岐経大は二部降格

個人表彰
最優秀選手賞    :森 あすか(中京大)
一部首位打者賞   :西井 春菜 (鈴鹿国際大)
            記録 6割0分0厘
一部打点賞     :西口 三晴 (鈴鹿国際大)
            記録 8
本塁打賞      :該当者なし
盗塁賞       :天野 佑香(日本福祉大)
            記録5
一部最優秀防御率賞 :宇野かんな(日本福祉大)
            記録 0.37
二部優秀選手賞   :布村 彩花(中京学院大)
二部首位打者賞   :桐山カンナ(中京学院大)
            記録 7割5分0厘
二部最優秀防御率賞 :山下 栞奈(至学館大)
            記録 1.09
ベストマネジメント賞:東海学園大学
ベストスコアラー賞 :田中 麻鈴 (岐阜経済大)
ベスト放送員賞   :後藤 成美 (至学館大)

ベストナイン
 投  手:木村麻利亜(東海学園大学2年)
 捕  手:平川 穂波(中京大学  2年)
 一 塁 手:香山紗貴子(中京大学  3年)
 二 塁 手:戸村 美紅(東海学園大学2年)
 三 塁 手:木村 彩乃(鈴鹿国際大学3年)
 遊 撃 手:田中 唯 (日本福祉大学3年)
 外 野 手:長谷 瑞希(中京大学  3年)
 外 野 手:岡本 知奈(中京大学  1年)
 外 野 手:天野 佑香(日本福祉大学2年)
 DPFP:西井 春菜(鈴鹿国際大学3年)
講評
 9月27・28日、10月4・11日の四日間、愛知県高浜市において開催された本リーグ戦は、高浜市連盟の皆様のご尽力により、台風の影響で順延を余儀なくされたものの、全日程を終えることができました。記して感謝申し上げます。
 今回のリーグ戦では、戦国時代へと突入した混戦のリーグ戦が予想された。その予想通り、上位3チームが4勝1敗で並ぶ大混戦となった。失点率による順位決定となった中で、投手陣の安定感を見せた中京大学が2季連続36回目の優勝を飾った。課題となっていた攻撃力も5試合で40得点の得点力を見せ、総合力の高さを示した。準優勝には、創部以来初めての快挙となった日本福祉大学が入った。大学をあげ強化に乗り出しているだけに、初優勝も時間の問題といえる。第3位には東海学園大。優勝した中京大学に唯一黒星をつけ、最後に意地をみせた。戦力は充実しているだけに来季への巻き返しが期待される。4位には下位2チームを取りこぼさず2勝をあげた鈴鹿国際大学、5位には下位争いを制した常葉大学、6位は前季上位を脅かした岐阜経済大学が入るという結果となった。
 最優秀選手賞には、優勝した中京大から投手の森あすかが選ばれた。5戦全試合に先発し、4勝1敗とフル回転の活躍であったが、絶対的な力がないだけにこれからの成長に期待したい。最優秀防御率は日本福祉大の宇野かんな(記録0.37)が初受賞、首位打者賞にはケガから復帰した鈴鹿国際大の西井春菜(0.600)が獲得した。
 二部では、4戦全勝対決を制した中京学院大学が5戦全勝で優勝、準優勝には返り咲きを狙う至学館大学が入った。中京学院大学はその勢いを入れ替え戦にもつなげ、同県対決となった岐阜経済大学戦を逆点で制し、見事一部復帰を果たした。一方、至学館大学は常葉大学に破れ一部昇格はならなかった。
 今大会では、目まぐるしく変わる戦力図を描いた、まさに戦国時代の東海地区大学ソフトボールリーグ戦の結果となったと言える。「一部上位3チームが4勝1敗の同率」、「創部以来初の準優勝チームの誕生」、「前季上位を脅かしたチームがまさかの最下位」、そして「返り咲きの一部昇格」と大混戦の話題が豊富な大会となった。これは、本リーグが掲げる「競争力の激化」・「リーグ全体の底上げ」をまさに実践できた結果と言えるのではないだろうか。
 リーグ戦後、10月25日には強化リーグと題して、投手、捕手、クリーンナップを対象としたソフトボールクリニックが開催された(トヨタスポーツセンター)。来年、第50回全日本インカレ三重県大会制覇に向けて、東海地区大学の「競争力の激化」と「リーグ全体の底上げ」をより一層図っていかなければならない。
(副理事長 二瓶雄樹)



| トップ |  | 戻る |