1.主 催:東海地区大学ソフトボール連盟 2.主 管:愛知県ソフトボール協会・同西三河支部・刈谷市ソフトボール連盟・静岡大学 3.開催日:10月6日(土)・7日(日)・8日(祝)・13日(土) 4.会 場:愛知県刈谷市刈谷駅南運動広場 5.一部リーグ戦対戦成績 |
チーム | 東 女 | 中 京 | 中 女 | 常 葉 | 桜 花 | 東 学 | 勝 | 分 | 敗 | 失点 | 順位 |
東海女子 | ○ 3−2 |
○ 3−0 |
○ 5−0 |
○ 7−2 |
△ 2−2 |
4 | 1 | 0 | 6 | 優勝 | |
中 京 | ● 2−3 |
○ 7−0 |
○ 11−0 |
○ 5−1 |
○ 1−0 |
4 | 0 | 1 | 4 | 2位 | |
中京女子 | ● 0−3 |
● 0−7 |
● 2−9 |
● 0−2 |
● 0−6 |
0 | 0 | 5 | 27 | 6位 | |
常葉学園 | ● 0−5 |
● 0−11 |
○ 9−2 |
● 1−5 |
● 0−1 |
1 | 0 | 4 | 24 | 5位 | |
桜花学園 | ● 2−7 |
● 1−5 |
○ 2−0 |
○ 5−1 |
● 0−2 |
2 | 0 | 3 | 15 | 4位 | |
東海学園 | △ 2−2 |
● 0−1 |
○ 6−0 |
○ 1−0 |
○ 2−0 |
3 | 1 | 1 | 3 | 3位 |
6.ニ部リーグ戦対戦成績 |
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7.1部2部入れ替え戦 中京女子大学(1部6位) 12−2 静岡大学(2部1位) 中京女子大学は1部残留 8.個人表彰 最優秀選手賞 :東 芳美 (東海女子大学 2年) 敢 闘 選 手 賞:鬼頭直子 (中京大学 3年) 優 秀 選 手 賞:渡辺あゆち(静岡大学 3年) 1部首位打者賞:奥村理代 (中京大学 1年)5割5分6厘 2部首位打者賞:近藤奈緒美(静岡大学 1年)7割1分4厘 ベストナイン 投 手:小長井美希(東海女子大学 3年) 捕 手:小川浩世 (東海女子大学 3年) 一塁手:蔦ゆみ子 (中京大学 3年) 二塁手:山田江利子(東海女子大学 2年) 三塁手:近藤真代 (中京大学 2年) 遊撃手:服部由美 (桜花学園大学 3年) 外野手:奥村理代 (中京大学 1年) 外野手:土橋佳代 (東海学園大学 1年) 外野手:中岡加奈子(東海女子大学 2年) 指名打者:牟田知里 (東海女子大学 2年) 9.総評 リーグ戦は4日間の好天に恵まれ、これまでの最高の1部6チーム、2部8チーム、計14チームで戦われた。 1部リーグ戦は夏のインカレに準優勝した東海女子大学とベスト8の東海学園大学がいきなり対戦から始まった。この試合は、1点を先行された東海学園大が4回にソロ本塁打で追いつき、タイブレーカーに持ち込んでまたも先行されるもののしぶとく追いつき、結局2−2で引き分けることになった。次の中京女子大学と桜花学園大学の試合は、桜花学園大学の永井投手が本リーグ戦2度目の完全試合を達成した。その記録は、三振2、内野ゴロ10、内野フライ5、外野フライ4であった。このように初日から盛り上がったリーグ戦の順位は、これまでとは大きく異なったものになった。優勝は、最終戦で中京大学の粘りを振り切って、春季に続き10回目の東海女子大学が獲得した。1部に昇格したばかりの東海学園大学は、中京大学に惜敗したが、堂々の3位を確保した。桜花学園大学も永井投手と服部遊撃手を中心によく健闘し、初の4位となった。一方、伝統の中京女子大学は、新チームによる選手層の薄さを露呈し、5戦全敗屈辱の入れ替え戦出場となった。注目された選手は、何と言っても中京大学の奥村理代中堅手である。5割5分6厘で首位打者を獲得したシュアなバッティングと俊足は高く評価される。豊田自動織機・トヨタ自動車・デンソーの日本リーグ3チームの選手で構成される国体成年女子愛知県チームに大学生でただひとり選ばれ、宮城県での活躍が期待される。 2部リーグ戦は、男子と同じように、8チームを2組に分けたグループ戦の後に順位決定戦を行う方式になった。Aグループでは静岡大学が圧倒的な強さを見せつけた。Bグループは名古屋大学が藤原投手を中心によく健闘しグループ1位となった。また、初出場の名城大学は、順位決定戦で愛知教育大学と引き分け、全敗を免れた。いずれのチームも投手が格段によくなり、これまでにない充実した2部リーグであった。1部のチームを脅かすためには、まず守備力の強化、特に送球の速さと正確性の向上が大きな課題であろう。 (中京女子大学 水谷 博) |